企業チャンネルが「見られない」理由
企業がYouTubeチャンネルを開設するケースは増えている。しかし、多くのチャンネルは開設から数カ月で更新が止まる。
理由はシンプルで、「企業が伝えたいこと」と「視聴者が見たいもの」がずれているから。
企業が出しがちなコンテンツ:
- 製品紹介の説明動画
- 社長の挨拶
- プレスリリースの読み上げ
これらは「企業が言いたいこと」であって、「誰かが見たいもの」ではない。YouTubeは視聴者が自分の意思で選んで見るプラットフォーム。テレビCMのように強制的に見せることはできない。
見られるチャンネルの設計思想
成功している企業チャンネルには共通する設計がある。広報的なメッセージをエンタメの文法で包むという考え方だ。
事例の類型
| チャンネルの型 | 構造 | 期待できる効果 |
|---|---|---|
| 専門知識共有型 | 自社の専門領域をわかりやすく解説 | 業界内での信頼獲得、SEO効果 |
| ドキュメンタリー型 | 仕事の裏側、製造工程、現場密着 | ファン獲得、採用ブランディング |
| バラエティ型 | 社員やタレントが登場する企画もの | 話題化、若年層へのリーチ |
| 教育型 | 業界のノウハウ・TIPSをシリーズ化 | 潜在顧客の育成 |
「広報+エンタメ」の設計例
たとえば食品メーカーがYouTubeチャンネルを持つ場合:
| NG(広報一辺倒) | OK(エンタメ×広報) |
|---|---|
| 新商品のスペック紹介 | その食材を使った「プロの時短レシピ」シリーズ |
| 工場見学のドキュメント | 「この商品、どうやって作ってるか知ってますか?」型の潜入動画 |
| 社長インタビュー | 社長が新商品を何も知らずに食べてリアクションする企画 |
視聴者が「面白い」「役に立つ」と感じるコンテンツの中に、自然と企業のメッセージが入るのが理想。
チャンネル設計の進め方
ステップ1:チャンネルの「コンセプト」を1行で決める
「このチャンネルは何のチャンネルか」を1行で言えるようにする。
| NG | OK |
|---|---|
| 弊社の公式YouTubeチャンネル | 「映像のプロが教える、伝わる動画のコツ」 |
| 会社の活動を発信するチャンネル | 「地元の食材で3分レシピ」 |
1行で言えないチャンネルは、視聴者にも伝わらない。
ステップ2:レギュラー企画を3本決める
YouTubeチャンネルの継続には「レギュラー(定番)企画」が必要。ネタ切れを防ぎ、視聴者に「次もこういうのが見られる」と期待させる。
| 企画 | 頻度 | 例 |
|---|---|---|
| メイン企画 | 週1 | 専門知識やTIPSの解説シリーズ |
| サブ企画 | 月2 | 現場密着、裏側紹介 |
| 特別企画 | 月1 | ゲスト出演、コラボ、季節もの |
ステップ3:撮影・編集の体制を決める
YouTubeの更新頻度を維持するには、量産できる制作体制が必要。
| 体制 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| 全て外注 | 品質が安定、社内リソース不要 | コストが高い |
| 撮影は外注、編集は社内 | コスト削減、社内にノウハウが溜まる | 編集スキルが必要 |
| 全て内製 | コスト最小 | 品質のばらつき、担当者の負担 |
7th Logicでは企画設計と撮影を請け負い、編集は内容に応じて調整する形での対応が多い。
サブカル・エンタメ寄りのチャンネル設計
特にBtoC企業や、若年層にリーチしたい企業に向いているのが、エンタメ要素を強めたチャンネル設計。
パターン1:タレント・インフルエンサー起用型
自社に関連する領域のタレントやインフルエンサーをMCに起用し、企業の専門領域をエンタメとして発信するパターン。
- MCがコンテンツの「顔」になるため、個人ファンからの流入が期待できる
- MC自身のSNSでの拡散効果
- 企業色が薄くなるため、広告感なく見てもらえる
パターン2:キャラクター・IPコラボ型
自社オリジナルのキャラクターや、既存IPとのコラボでコンテンツを展開するパターン。
- アニメーションや漫画との親和性が高い商材に向いている
- グッズ展開やイベント連動が可能
- ファンコミュニティの形成
パターン3:社員バラエティ型
社員自身が出演し、自社の業務や専門領域を「体張って」紹介するパターン。
- 採用ブランディングに直結
- 社員のキャラクターが立つと継続視聴につながる
- 制作コストが比較的低い
7th Logicが対応できること
| フェーズ | 内容 |
|---|---|
| チャンネルコンセプト設計 | ターゲット、コンセプト、レギュラー企画の立案 |
| 企画構成 | 各回の企画書・台本作成 |
| 撮影 | マルチカメラ撮影、照明、音声 |
| 編集 | カット編集、テロップ、BGM、サムネイル制作 |
| 運用コンサル | 投稿頻度、SEO、分析レポートの提供 |
| タレント・MC手配 | キャスティング、スケジュール調整 |
費用の目安
| 内容 | 費用感 |
|---|---|
| チャンネル設計(コンセプト+企画3本) | 15〜30万円 |
| 動画制作(1本、10分、撮影+編集) | 15〜30万円 |
| 月額運用パック(月4本制作+運用) | 50〜100万円 |
| タレント起用(ランクによる) | 別途見積り |
こんなご相談に対応しています
- 「YouTubeを始めたいが、何を出せばいいかわからない」
- 「チャンネルを持っているが更新が止まっている。テコ入れしたい」
- 「広報的な発信を、もっとカジュアルに届けたい」
- 「若い世代に届くコンテンツを作りたい」
- 「タレントやインフルエンサーを起用した番組を作りたい」